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昔からのオーディオファンには馴染み深い話ですが、意外と知らずに使っているのが現状です。TYPE-Iとノーマル」、「TYPE-IIとハイポジション」、「TYPE-IVとメタルテープ」というのは同じ種類のテープのことです。このノーマル、ハイポジション、メタルというのは、テープに記録する時と再生する時の決まりごとを表しています。ですから当然各ポジションにテープレコーダー側が対応している必要があるわけです。一般的なポータブルテープレコーダーには、ノーマルテープのみの録音再生機能しか持っておりません。テープレコーダーやカセットデッキ本体に書かれている、表示を確認してください。特にTYPE-IV(メタルテープ)に関しては、未対応機での録音時には、直前に録音した音が消去できずに残ってしまうなんてこともあります。他のポジションでの互換性に関する問題では、致命的な失敗にはならないまでも、原音に比べ、ハイポジで録音したものをノーマルのみの機械に掛けて再生したときには、高音域がきつく強調されて再生されます。再生に関して互換性があるのはTYPE-IIとTYPE-IVです。(録音時は除く)TYPE-Iの場合は、同じTYPE-Iのみとなります。